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まっちゃんの仕事部屋
naocco2005.exblog.jp
作らない、という選択
以前、通販会社などに商品を卸す仕事をしている会社から、
WEBサイトを作りたい、という相談をもらいました。

打ち合わせに行き、
社長にどのようなサイトを作りたいのか聞いてみると、
そこにあったパソコンでいろいろな会社のWEBサイトを表示しながら、
「こういうやつ!」。。。
WEBサイトを作る目的を聞いてみると、
「取引先もホームページあるし、うちも必要かなと思って」。。。

取引先に自分の会社のこをと紹介するような
会社案内的なものを作りたいのかな?と思い、
とりあえず、どんな商品をどこから仕入れているのか、とか、
仕入れるときにこだわっていることや気をつけていること、とかを
インタビューしてみることにしました。

ところが、メーカーが作っている商品のカタログなどは見せてくれるものの、
なぜその商品を仕入れて売りたいのか、というところが
全然社長の口から出てこないのです。
さらには、それらの商品をネットでも売りたい、と言い出しました。
しかも販売会社相手だけでなく、一般消費者相手!

販売会社相手の卸売りなら、
会社案内サイトでカタログを見せておいて、
メールや電話で注文してもらうという方法がとれますが、
一般消費者相手の小売りではそうはいきません。
ショッピングカートのようなシステムがないと注文しずらいし、
決済方法もきちんとしていないと信用できないし、
きれいに包装して発送しないといけないし、
アフターサービスもしないといけません。
当然、様々な条件を備えたサーバーを用意する他に、
社長本人が店舗経営の知識と意欲をもつことが必要になってきます。

どうやら、この社長は、
WEBサイトは自分に代わって自動的に商売してくれる
魔法のサービスと思っていた模様。

WEBサイトは作るときだけでなく、運用や維持にもお金がかかること、
使用目的によって選ぶべきサーバーが違うこと、
チラシのように単発で1ページずつ作っても意味がないこと、
ただ作って置いておくだけだけではなんの利益も産まないこと、
などをさんざんお話し、
社長自身が具体的に何をどうしたいのかハッキリするまでは
WEBサイトを作る意味がないことを説明。
結局、数回打ち合わせをした結果、何も作らないことになりました。
by naocco-mdb | 2007-11-08 17:40 | ●仕事だ!デザインだ!
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