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まっちゃんの仕事部屋
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「アドビ令和の変」に絡む3つの問題

「アドビ令和の変」で業界も大騒ぎになっています。これには、3つの問題が絡んでいると考えられます。

1つ目は、多くの皆さんも指摘されている「CS6以降のアプリケーションをいつでも全て使える」という契約条件が突如破棄されたこと。


2つ目は、英語など2バイト文字と違い日本語組版は大変複雑高度で、バージョンが変わるとフォント情報の解釈が変わるため、新しいバージョンで古いファイルを開くと文字組みが崩れ、デザインに大きな影響を及ぼすこと。


そして3つ目は、意外と誰も指摘していないけれども、じつはとても深刻な問題。
何年も前に作った印刷物の改訂や増刷を行うときに、制作者が「バージョンが変わったため全ページ調整し直すので、その分の費用をください」と堂々と言えて、それに対して発注者が「あ、そうだよね!もちろん出すよ」と言う文化が日本にないこと。


これからのサブスク社会においては、制作者側だけでなく発注者側も、将来の制作環境のバージョンアップを前提に仕事をしないと成り立たちません。
改訂・増刷の際にはその費用が必要になる可能性を受け入れないといけないのです。


せっかく業界団体がいくつも存在するのですから、こういうときこそ、バージョンアップに伴う全面チェック&調整の必要性を共同で世間に知らせ、制作者だけが問題を抱え込まないよう、費用を発注者側に請求する権利をアピールするときだと思うのです。


by naocco-mdb | 2019-05-15 01:07 | ●仕事だ!デザインだ!
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