こんな記事を見ました。
昔々その昔、自分が大学生だった頃も(学校や学部によるのかもしれませんが)、今の私から見ても、何の役にも立たない内容のない一般教育科目がたくさんありました。教授は自分の研究こそが本業と思っているので、専門外の学生に教える気ゼロ、試験内容毎年同じ、採点する気もないから同じ回答が複数あってもお構いなし、という状態でした。
学生からすれば、そんな授業に出席したりまともにレポート作るのはそれこそ時間の無駄ですから、部活に勤しむことになります。部活に勤しんだ方が、先輩から様々な情報が入ってくるし、就活でも充実した学生生活を送ったと見なされて有利になりました。
で、そんな話はン十年前のことかと思っていたら、今だにそうなんですねえ。もちろんそうじゃない大学も増えているとは思いますが、変われていない大学も多いのでしょう。
社会人が多い大学院に入ってみて、学生より熱いかもしれない教授陣に出会い、オリジナリティを求められる課題が出されて、簡単には単位が取れない状況に追い込まれ、規定の年数で卒業することよりも試行錯誤することが重要な環境にいると、「本来、大学はこうあるべきだよなあ」と改めて思っている今日この頃なのです。
日本の大学生が海外からナメられる原因の根源は、大学と企業、両方の意識にあるのではないでしょうか。