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まっちゃんの仕事部屋
naocco2005.exblog.jp
クラウドソーシングについて思うこと
この↓ブログを読みました。

「クラウドソーシングってどうよ、についての私的見解 --
More Access! More Fun! 永江一石のITマーケティング日記」
http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=12150

記事で引用されている「ランサーズやってみたけど地雷クライアント案内所にしか見えない」というブログが403になって読めなくなっていたのは残念です。

私はまだクラウドソーシングを利用したことはありませんが、興味があってときどき覗いてみることはあります。
クラウドソーシングという考え方じたいは決して悪くないと思うのですが、現状では、残念ながらモラルのない場所になってしまっているなというのが正直な感想です。

それも、お金もない知識もない零細団体や個人が発注するのならまだしも、たまに、大手企業のグループ会社(偽りがなければ)や地方自治体も関与していそうな団体が、あり得ない価格でコンペを募っているのを見ると、「ああ、この企業・団体はその程度の知識レベル・モラルレベルなんだな」と悲しい気持ちになります。

イラストにしても、ロゴにしても、ましてやパンフレット・WEBサイト・システム開発に至っては、ひとつのものを作り上げるまでに、クライアントの現状を把握→発注の目的をつかむ→制作物の企画・構成→実際の制作作業→内容の再確認・修正→納品という行程なしには、まともなものはできあがりません。
この行程全てに時間と人手がかかっているのです。
その仕事が大きかろうと小さかろうと、適正価格というものがあるのです。

発注者には、上記の行程を頭に入れた上で、発注価格や誰に発注するかを考えていただきたい。
受注者には、自分を安売りすることなく「この行程でこの方針で進行するからこの価格」と説明できるようになっていただきたい。
そして、クラウドソーシング運営会社には、登録審査基準を設けたり、発注・受注における禁止事項を設けたり、イレギュラーがあった場合の補償方法を明確にするなど、双方が困らないようなシステムを作っていただきたい。

それが、発注者にも受注者にもなり得る私の願いです。


〈4月26日追記〉
記事ネタになったランサーズ社長のブログに、お詫び記事が出ていました。

ランサーズに関するブログ記事に対してのお詫びとご説明 | ランサーズ(Lancers)社長日記
http://www.web-20.net/2014/04/lancers_blog_owabi_setsumei.html

ちなみに、昨日は403になっていた元記事も、今日は読めるようになっているようです。
by naocco-mdb | 2014-04-25 14:46 | ●仕事だ!デザインだ!
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