つい先日、石黒 耀の『死都日本』という本を読み終えました。
実は、この本を読み始めたのは東北地方太平洋沖地震の直前。
地震が起きたとき、小松左京『日本沈没』も頭をよぎったのですが、
『死都日本』は、火山・地震・防災対策に関する描写がとても緻密で、
『日本沈没』よりもっと現実感があって、
震災後に見聞きすることとかぶる部分も多く、鳥肌がたちました。
けっこう厚めの本なのですが、スピート感ある文章で、
はらはらしながらどんどん読み進めます。
終わり方も絶妙なので、下手に続編とか出してほしくないなあ。
読み終わったあとには、
震災後の復興をどのように進めていくべきか考えさせられました。