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まっちゃんの仕事部屋
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喜界島旅行記・3
【志戸桶集落の豊年祭〜相撲と八月踊り〜】

9月28日(土)の夜、飲みに行ったときに、しまっちゅの人から29日(日)に志戸桶集落で豊年祭があると聞き、さっそく行ってきました。

県道から海の方向へ細い道を入って行ったところに公民館があり、そこに屋根付きの立派な常設の土俵がありました。

4時頃から始まると聞いていたのですが、その時間に行ってみると、喜界島民謡のBGMは流れているものの、人影はまだまばら。と思っていたら、4時半頃に「始まりますのでお集まりください」というアナウンスが入り、パラパラと人が集まってきました。

やがて、八月踊りが始まりました。2〜3人の人が大きめの締太鼓を叩きながら唄を歌って歩き、その後をついて他の人々が踊りながら土俵の周りをぐるぐる回ります。本土の盆踊りと似ていますが、盆踊りよりリズムが早いのと、手首より先の動きが沖縄風なところが違います。聞いたところによると、志戸桶集落で踊られる曲は全部で11〜12曲くらいあるらしく、集落によって曲目や振り付けも異なるそうです。
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5曲ほどで八月踊りは終わり、公民館の建物から廻しを着けた子供たちが出てきました。最初は小学生相撲のようです。男の子も女の子もいて、男の子は裸に廻し、女の子は体操着などの上から腰に帯のように廻しを着けています。

始めのうちは、東西の端から順番に相撲を取っていたので、東西のポイントが多い方が勝ちなのかと思って見ていたら、そのうち希望者が手をあげて土俵に上がるように。結局、どういうシステムなのかわからないまま全員が何度か取組をして、一番たくさん勝っていた女の子が賞品をもらったようでした。
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小学生相撲が終わると、また人々が土俵の周りに輪を作り、八月踊り再会です。その頃になると、周囲のゴザは家族連れでいっぱいになってきました。男性陣は早くも黒糖焼酎を注ぎ合っているし、女性陣はスーキ(お祭り用重箱料理?)を広げています。

再び八月踊りが終わると、今度は中学生相撲です。中学生ともなると、腰もどっしり落ちて、状況に応じて技が繰り出されます。特に、まだひょろひょろしてる男子に比べ、すでに大人の体格になっている女子はなかなかのものです。

そうそう、中学生女子の母親が飛び入りで相撲に参加していました。親子対決はどちらも強くて互角の戦いでしたが、最後は母親の粘り勝ち。賞品として米一袋ゲットしていました。生活必需品がかかると母親強しですね(笑)

またまた八月踊りを挟んで、いよいよ青年たちの相撲。こちらは本当に本格的です。観客席の前で四股を揃い踏みし、土俵に上がる前には力水を含み、塩も撒きます。技術的にも素人とは思えないレベルの取り口。その上、土俵上でのパフォーマンスがおもしろくて、下手するとプロの相撲より楽しめるくらいでした。
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青年の相撲が終わると、集落のお偉方の挨拶などがあり、人々は重箱などを片づけてなんとなく帰って行きます。とは言うものの、子供たちは土俵上で相撲ごっこをして遊び続けているし、男性陣はまだ酒を酌み交わしています。

やがて、本部席の前で、残った女性陣がこれまたなんとなく八月踊りを何曲か踊り始めました。ここで私も見よう見まねで踊りに参加。最後は沖縄のカチャーシーにも似た六調で締めくくりとなりました。

そして何故か、観光客である私たちのレンタカーで、本部席にいたおじさまを家まで送ってあげたのでした(笑)
by naocco-mdb | 2013-09-30 20:10 | ●それいけ!旅行&ダイビング
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