【地震&津波後のパナグサマビーチ】パナグサマビーチの前はネグロス島との海峡で、
このような水路的な地形が幸いしたのか、
津波はそれ以上大きくなることはなく、
早い周期で引いたり押し寄せたりを繰り返しながら
だんだん小さくなって、
1時間後にはすっかり穏やかな海に戻りました。
おっかなびっくり津波を撮影するダイバー仲間たち。
ふだん透明で穏やかな海が、濁って押し寄せてくるのはかなり不気味。
津波で浜に打ち上げられた岩や珊瑚のかけら。フィリピンでは日本と比べて情報の量と早さが圧倒的に遅いので、
震源が向かいのネグロス島近海でマグニチュード6.8だったと知ったのは、
かなり時間が経ってからでした。
さらに、ネグロス島で地滑りが起き、
死者や行方不明者が出たと知ったのは日本に帰ってきてからでした。
一方で、パナグサマビーチでは、震度も最大で3〜4程度、
怪我人や物的損害も全くなかったようです。
しかし、地震&津波の直後に、避難勧告だか命令だかが出たらしく、
(これまた、あとでわかったことですが、
山の方の小学校に避難していたそうです)
パナグサマビーチの村からは地元住民の姿が消えました。
レストランも食べ物や雑貨を売っている売店も雨戸を閉ざして閉店、
ホテルやコテージのフロントからもスタッフがいなくなりました。
困ったのはわれわれ観光客です。
ここらへんの宿泊施設には基本的にレストランはついていません。
基本、村のレストランに食べにいくわけですが、
レストランも売店も閉まっているので食べる物がありません。
辛うじて開いているレストランといえば、
韓国系とヨーロッパ系のダイビングショップの付属のところだけ。
自分のショップのお客さん以外は全てお断りです。
村の中をさんざん歩き回って、
やっと開いているところを見つけ、そこに入りました。
昼に入った店では、
「私は足を怪我していて避難しなかったし、料理は作れない。
すでにできている魚フライとビーフン炒めしかないけど、
それでもいい?」
と言われ、
夜に入った店では、
「地震と津波で仕入れがストップし料理人も避難したので、
今ここにいるスタッフが出せるのは、
作り置きしてあるチリコン(カレーのようなスープ)、ライスとパン、
そして、ビンと缶に入っているドリンクだけでだけど、
それでもいい?」
と言われましたが、どちらもありがたくいただきました。
レストランに唯一残っていた「チリコン」
パンにも合うけど、スパイシーでごはんがススム一品でした。レストランには夕方になってから到着したと思われる
ヨーロッパ人の観光客も訪れていましたが、
どうやら午前中の地震騒ぎを知らされていないらしく、
店という店が閉まってホテルスタッフも不在な状態に、
そうとう戸惑っている様子でした。
さて、ホテルのスタッフもいなくなってしまったので、
「もしや無銭宿泊か?!」と淡い期待をしていたら(笑)、
夕方になって一人だけ戻ってきて、
「明日早朝チェックアウトなら、今清算しましょう」
と言って集金だけして、また、どこかへいなくなってしまいました。
あんな真っ暗なパナグサマビーチの村は初めて見ましたが、
幸い電気や水道などのライフラインは全く問題なく、
ホテル(コテージ)内では普通に過ごせました。
その後もときどき震度1か2くらいの余震は続きましたが、
「次に大きなのが来なければ、津波も大丈夫だよね」
と、地震慣れしている日本人は落ち着いたものでした。
一方、パナグサマビーチに多いヨーロッパ人たちの反応は両極端で、
先ほどの津波のときも波打ち際を平然と歩いていたかと思うと、
震度2くらいでも悲鳴をあげて建物から飛び出したり。
そういえば、津波が収まった直後に、
早速ダイバーを搭載して出かけて行く
ヨーロッパ系ダイビングボートも見かけました。
知らないって、こわいですね(^_^;;)